君と、シロツメクサと、
私はなにをされたのか最初は理解できていなかった。
分かんないけど、七音が思い浮かんで涙が出てきた。
今さっきまで振りほどけなかったはずの手を全力で振り払って、逃げるように家に帰る。
「七音に会いたい・・・。」
私は七音に連絡して、あったことを全部話すことを決めた。
「うわー・・・燃えるね。」
「燃えるじゃないっつーの!!華ちゃん駅まで探しに行ったけど、もういねーし・・マジで殺されても知らねーよ?」
「いいんじゃない?でも久々に本気出す気になったわ。」
「俺は華ちゃんの味方だから、彼氏にチクるぞ?」
「どうぞ~。でもあの子が生徒会長なんて。好都合にも程があるよ・・・」
そんな会話が繰り広げられているとも知らずに・・・・