君と、シロツメクサと、

「私、愛とかよく分かんなかった。だけど、七音のことは愛してるっておもうよ・・？」



嬉しすぎるだろ・・・マジで天使。



そこで思い出す。


こいつにキスした奴の存在に。



「ねぇ華。どんなふうにキスされたの？？」


「なんかね、握手してたはずなのに、ぐって引かれてそのままされたの。でもね？奏多が助けてくれて、そんなにいっぱいはくっついてなかったよ？」


奏多と会ったいきさつはさっき聞いた。だけど、ほんと胸糞悪い。


「いっぱいくっついてなかったって。ちょっとでも触れたんだったら許せないな。」


俺の大好きな人を汚したのには変わりない。

大人げないけどすねるふりをした。


華もなにを言えばいいのかわからないようで、うつむいていた。



ちょっといじめすぎちゃった。

そう思った時だった。