君と、シロツメクサと、


よ、よくない・・!


「先生が先生じゃなくても、この関係がばれたら離れ離れになっちゃうかもしれないじゃん・・・」


俺は養護教諭だから!って言い張ってるけど、念には念を入れろって言うし!


「華が言うなら・・・でも補給したくなったら呼ぶから。」


補給とは。


まぁ呼ばれるのは嬉しいから気にしない気にしない!



「かいちょーう!!!今のどんな感じでしたか~?」


あ・・・七音に気を取られて全然見れてなかった。

「ご、ごめん!ちょっと見れてなかった!でも声はすごい出てた!!」




「りょーかいでーす!!!って、大丈夫ですか?顔真っ赤ですけど!」



「え・・・・?」


横を見ると七音はにやりとこっちを見ていた。


恥ずかし・・・



「大丈夫大丈夫!!ごめんね~!あはは~・・・」



そう言ってまた練習が始まる。


ダメだ。七音が横にいたら意識しすぎて集中できない・・・・


「七音・・・!今日から体育祭まで私に近づいたらダメだよ!!!!!」



私はそういって逃げるように体育館に向かった。

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