君と、シロツメクサと、


七音のことはすごい大好きだけど、隣にいられると好きすぎておかしくなりそう…!


体育館に走りながら思う。

するとなんだか騒ぎになっている。

気になって、そこにいた男子に声をかけてみる


「ねーねー!どうしたの?」


「わっ!会長!…いや。なんか応援団の2人が凄いっていうので…」


2人って誰だろ…?


「2人ってだれ…」


「やっべ!男でも惚れるな!駿斗とみりと!」



駿斗とみりと?!

人混みを押しのけて前に出ると

「おっ華!俺結構似合ってね??」

「俺も似合ってるでしょー??」


……………

かっこいいのは認めるけども。



「え、何図星かよー!照れちゃうー」

そうやって棒読みの駿斗。ちょっと前まで両想いだったとは思えない。


「こらこら華ちゃん。あんまり俺らに反応したら彼氏に怒られちゃうよー??」


「っ!!!!みりとたちよりかっこいいもん!」



…………………


アレ。またやっちゃった?

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