君と、シロツメクサと、


「駿斗!もう学校着くから下ろして!」


「やだ。」


なんでよ…!!


一応生徒会長なんだから!!!


そうやって攻防を繰り返してると
黒い車が隣に来て窓が空く



「おっはよー小野会長!」


「粕谷先生!!おはようございます」


あ、2人乗り


私が焦って降りようとしても、見られてるのは変わらなくて

「会長が2人乗りはいかんなぁ…」

「す、すみませんでした!」


「まぁ遅刻する方がいけないと思うんだけど」


駿斗っ!!余計なこと言わないで!


「そーかぁ。じゃあー小野は俺の車に乗ってけ!」


お、おー!それがいいのかな?


駿斗と一緒に行きたかったのは行きたかったけど…


「は?教師が乗せちゃダメだろ」



「ざんねーん。俺教師ではないから。」


「うーわ。じゃあ華行けば。」


ツーンとした態度にちょっとだけモヤッとして、もちろん車に乗る


「駿斗のばか!べ〜」


そうして粕谷先生は車を出す




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