君と、シロツメクサと、


玄関に向かって、大事そうに置かれた写真立ての写真を見ると


「やっぱり私と駿斗だ・・・・」


どう見ても私と駿斗の幼少期の写真。そして私の隣には・・



あの、シロツメクサの花冠をくれていた、私の大好きな人。



「華はからだがちょっと弱いんだから、僕の横にいなきゃだめだよ?」

「華!僕が華と結婚する!!」

「華?シロツメクサの花言葉はね、永遠の愛っていうんだって。」




「分かった!じゃあずーっとなな兄の傍にいるね!」

「なな兄!私もなな兄と結婚する!!」

「えいえんのあい??分かんないけど、なな兄大好き!!」



思い出した。なな兄だ!私が大好きだった人のことを、なな兄って呼んでた。


でも、私がまだ何にもわかってないとき、突然いなくなってたよね・・・?


「小野ー!大丈夫かー?」


やばっ


「あ、うん!大丈夫だよ!」


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