シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
鳴海くんのあどけない笑顔を見ていると、心がほっこりと温かくなる。
「こらこら、そこのイチャコラカップル〜。そろそろ時間見て動かないとヤバいんじゃ無いの〜?」
「……え?」
祥子さんに注意され、ハッとする。
「うわわっ、やべぇっ!」
鳴海くんは慌ててミシン糸の会計を済ませ、「じゃあ、またっ」と言って階段を駆け上がって行った。
「フィーリング、ぴったりだね〜? 沙耶ちゃん」
「そ、そうですかねぇ?」
今さら恥ずかしくなり、頬が熱くなった。
*
その週の日曜日。私は鳴海くんと約束をして颯太と三人で遊ぶ事にした。
当初は、あのお兄ちゃんと遊ぶ約束をしたよ、と私から颯太に話し、現地で鳴海くんと待ち合わせをする予定だった。
でも私の一存で、“偶然会って遊ぶ事になった”という流れに変更して貰った。
颯太を騙すようで気が引けたが、キッズパークで偶然鳴海くんに会った事にし、その流れで遊ぶ。颯太にとってはその方が受け入れられやすいと考えた。
「こらこら、そこのイチャコラカップル〜。そろそろ時間見て動かないとヤバいんじゃ無いの〜?」
「……え?」
祥子さんに注意され、ハッとする。
「うわわっ、やべぇっ!」
鳴海くんは慌ててミシン糸の会計を済ませ、「じゃあ、またっ」と言って階段を駆け上がって行った。
「フィーリング、ぴったりだね〜? 沙耶ちゃん」
「そ、そうですかねぇ?」
今さら恥ずかしくなり、頬が熱くなった。
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その週の日曜日。私は鳴海くんと約束をして颯太と三人で遊ぶ事にした。
当初は、あのお兄ちゃんと遊ぶ約束をしたよ、と私から颯太に話し、現地で鳴海くんと待ち合わせをする予定だった。
でも私の一存で、“偶然会って遊ぶ事になった”という流れに変更して貰った。
颯太を騙すようで気が引けたが、キッズパークで偶然鳴海くんに会った事にし、その流れで遊ぶ。颯太にとってはその方が受け入れられやすいと考えた。