シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「あ。もう十二時半過ぎてる。鳴海くん、お腹空いたよね?」
「うん、でも全然大丈夫だよ。普段から作業に夢中になって、空腹には慣れてるから」
「ふふっ、なるほど。じゃあこれが終わったらお昼にしようか?」
「うん。あ、沙耶さん。颯太くん着いたよ?」
「え、あ、どこ?」
今し方颯太が座っていた乗り物に姿は無く、キョロキョロと首を動かした。
「ママーっ」
いつの間にここまで来たのか、すぐ側に颯太がいて私の脚に抱き付いた。
「ママ、ぼく何回も呼んだんだよー? ちゃんときいてた?」
「えっ、ああ、そうだね。颯ちゃん、もうママお腹ペコペコだし、お弁当にしよっか?」
「……うん」
私は颯太と手を繋ぎ、人でごった返した会場を後にした。
受付から程なく歩いた所にフードコートを見付けるが、時間が時間なだけに席はほぼほぼ埋まっていて、仕方なく別の場所へと移動する。
階段を上がって少し歩くと、開けたフロアが有り、外に続くガラス扉の向こうに芝生も見えた。
お天気は上々だけど、風の冷たさを考慮して広いフロアにレジャーシートを敷く事にした。
「うん、でも全然大丈夫だよ。普段から作業に夢中になって、空腹には慣れてるから」
「ふふっ、なるほど。じゃあこれが終わったらお昼にしようか?」
「うん。あ、沙耶さん。颯太くん着いたよ?」
「え、あ、どこ?」
今し方颯太が座っていた乗り物に姿は無く、キョロキョロと首を動かした。
「ママーっ」
いつの間にここまで来たのか、すぐ側に颯太がいて私の脚に抱き付いた。
「ママ、ぼく何回も呼んだんだよー? ちゃんときいてた?」
「えっ、ああ、そうだね。颯ちゃん、もうママお腹ペコペコだし、お弁当にしよっか?」
「……うん」
私は颯太と手を繋ぎ、人でごった返した会場を後にした。
受付から程なく歩いた所にフードコートを見付けるが、時間が時間なだけに席はほぼほぼ埋まっていて、仕方なく別の場所へと移動する。
階段を上がって少し歩くと、開けたフロアが有り、外に続くガラス扉の向こうに芝生も見えた。
お天気は上々だけど、風の冷たさを考慮して広いフロアにレジャーシートを敷く事にした。