シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
ーー好きな人に自分が作ったものを食べて貰えるっていいなぁ。
お皿に乗った玉子焼きと唐揚げを食べながら、チラチラ鳴海くんを見てしまう。
「颯太くん、おにぎり食べないの? これなんか颯太くん専用のおにぎりだよ? ほら、サッカーボール」
「……うるさいなぁ、今はいらないのー」
鳴海くんに差し出されたおにぎりからそっぽを向き、颯太は横を向いて玉子焼きを食べていた。
「ごめんね?」
「あ、いや」
ーー颯ちゃん、なんだかご機嫌斜めだなぁ。疲れたのかな?
欲しいミニカーをそこそこゲットしたのだから、もっと機嫌が良くてもいいはずなのに……。
「鳴海くん、おにぎりも色々有るから、遠慮なく食べてね?」
「あ〜、はい…」
鳴海くんはどこかぎこちなく笑った。
ーーどうしよう。颯太の機嫌が悪いの、気にしてるのかな。
だとしたら申し訳ないな。
チラッと颯太に目を向けると、無言でおかずだけを口にしていた。
「ママー、お茶ちょーだい?」
「はぁい、ちょっと待ってねー?」
颯太のコップにお茶を注いで渡す。飲んでいる途中で手が滑ったのか、青いコップをひっくり返した。
お皿に乗った玉子焼きと唐揚げを食べながら、チラチラ鳴海くんを見てしまう。
「颯太くん、おにぎり食べないの? これなんか颯太くん専用のおにぎりだよ? ほら、サッカーボール」
「……うるさいなぁ、今はいらないのー」
鳴海くんに差し出されたおにぎりからそっぽを向き、颯太は横を向いて玉子焼きを食べていた。
「ごめんね?」
「あ、いや」
ーー颯ちゃん、なんだかご機嫌斜めだなぁ。疲れたのかな?
欲しいミニカーをそこそこゲットしたのだから、もっと機嫌が良くてもいいはずなのに……。
「鳴海くん、おにぎりも色々有るから、遠慮なく食べてね?」
「あ〜、はい…」
鳴海くんはどこかぎこちなく笑った。
ーーどうしよう。颯太の機嫌が悪いの、気にしてるのかな。
だとしたら申し訳ないな。
チラッと颯太に目を向けると、無言でおかずだけを口にしていた。
「ママー、お茶ちょーだい?」
「はぁい、ちょっと待ってねー?」
颯太のコップにお茶を注いで渡す。飲んでいる途中で手が滑ったのか、青いコップをひっくり返した。