シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「ねぇ、ママー。おにかいで絵本よもうよぉー?」
「え、ああ……」
メッセージを一通送信するまで待って欲しいとも思うが、こんな些細な事まで見透かされていそうな気がして、私はスマホをポケットに入れた。
颯太に寝んね系の本を読みながら、考えているのは鳴海くんの事だった。
ーー何で学校休むんだろう? 休む事にしたって、今日いきなり決めた事なのかな……?
やがて颯太がウトウトと船を漕ぎ、毛布と布団をかぶせて頭を撫でる。
しっかり寝入った事を確認してから、部屋を出た。すぐさまポケットのスマホを取り出し、返事を書いて送信する。
【ううん、それは大丈夫だけど。
二日も休むってどうしたの? 何か急用でもできた?】
送ってから暫くその画面を注視するけれど、なかなか既読にならない。
仕方なく、一度階下に降りてから返事を待とうと思った。時間はまだ八時半で、両親が居間でテレビを観ていた。
ダイニングテーブルの椅子に腰を下ろし、少しの間ネットサーフィンをして時間を潰す。程なくして、鳴海くんから返事が届いた。
【ちょっと、家の用事で実家に帰る事になって。土曜の夜には戻って来るつもりだから、また帰ったら連絡するね(^ ^)】
「え、ああ……」
メッセージを一通送信するまで待って欲しいとも思うが、こんな些細な事まで見透かされていそうな気がして、私はスマホをポケットに入れた。
颯太に寝んね系の本を読みながら、考えているのは鳴海くんの事だった。
ーー何で学校休むんだろう? 休む事にしたって、今日いきなり決めた事なのかな……?
やがて颯太がウトウトと船を漕ぎ、毛布と布団をかぶせて頭を撫でる。
しっかり寝入った事を確認してから、部屋を出た。すぐさまポケットのスマホを取り出し、返事を書いて送信する。
【ううん、それは大丈夫だけど。
二日も休むってどうしたの? 何か急用でもできた?】
送ってから暫くその画面を注視するけれど、なかなか既読にならない。
仕方なく、一度階下に降りてから返事を待とうと思った。時間はまだ八時半で、両親が居間でテレビを観ていた。
ダイニングテーブルの椅子に腰を下ろし、少しの間ネットサーフィンをして時間を潰す。程なくして、鳴海くんから返事が届いた。
【ちょっと、家の用事で実家に帰る事になって。土曜の夜には戻って来るつもりだから、また帰ったら連絡するね(^ ^)】