シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
スクリーンに映し出される映像は、女子高生の恋愛もので、観ていると感覚が若返って楽しくなる。何度か共感できるエピソードもあった。
そして時々、隣りの彼を盗み見て、没頭する表情を見ては、一人ひそかに笑う。鳴海くんのかっこいい顔も可愛い顔も、今日だけは私の独り占めだ。
スクリーンがエンドロールに満たされ、完全に終わってから館内を後にする。
劇場ロビーを抜けて直ぐの、イタリアンのお店でランチをとった。
メニューを決めてから、映画の感想をひとしきり話し合い、共感しては笑みをこぼす。
大好きな彼と"同じ気持ち"を共有するたび、好きだと感じて幸せが増えていく。私と似たような感覚、一面を発見して嬉しくなり、私とは違う男らしい考え方を知ってときめいてしまう。
頭の中に鳴海くんの情報が増えるたび、私は胸が熱くなるのを感じた。
「そういえば沙耶さん、この近くに広い公園あったよね?」
「……え、そうだっけ? 私、知らないかも…」
「ほんと? 結構良いところだよ? 今日暖かいし、そこまでちょっと歩こうか?」
「うん」
座席に置いた鞄をギュッと抱きしめる。中には今日の為に用意した彼へのクリスマスプレゼントが入っている。どのタイミングで渡すべきかを考え、再び肩に掛けた。
そして時々、隣りの彼を盗み見て、没頭する表情を見ては、一人ひそかに笑う。鳴海くんのかっこいい顔も可愛い顔も、今日だけは私の独り占めだ。
スクリーンがエンドロールに満たされ、完全に終わってから館内を後にする。
劇場ロビーを抜けて直ぐの、イタリアンのお店でランチをとった。
メニューを決めてから、映画の感想をひとしきり話し合い、共感しては笑みをこぼす。
大好きな彼と"同じ気持ち"を共有するたび、好きだと感じて幸せが増えていく。私と似たような感覚、一面を発見して嬉しくなり、私とは違う男らしい考え方を知ってときめいてしまう。
頭の中に鳴海くんの情報が増えるたび、私は胸が熱くなるのを感じた。
「そういえば沙耶さん、この近くに広い公園あったよね?」
「……え、そうだっけ? 私、知らないかも…」
「ほんと? 結構良いところだよ? 今日暖かいし、そこまでちょっと歩こうか?」
「うん」
座席に置いた鞄をギュッと抱きしめる。中には今日の為に用意した彼へのクリスマスプレゼントが入っている。どのタイミングで渡すべきかを考え、再び肩に掛けた。