シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
途端に離れた男女がわらわらと寄り集まって、私と鳴海くんのそばに立った。
「わっ! 本当だ、仁だ。髪、何それ。金髪??」
「てか、ナルミン、似合ってる〜! 可愛い〜」
「ほんとほんとっ。ミーコが見たら絶叫もんだよー」
男の子が三人、女の子が二人のグループで、彼らのノリは専門学校の生徒と似たり寄ったりだ。
「何だよー。元気かよ、仁! たまには連絡よこせよなぁー」
「あー、ハイハイ。つか、もういいから。お前ら羽打ち合って遊んどけよ」
「相変わらずツレないよなぁ、仁くんは〜」
彼らの会話と鳴海くんの応対から、高校の同級生かな、と気付き、私は口元に手を当てた。
ーーあはは。鳴海くんてば塩対応。
「……ところで。なに? もしかしてデート? 仁の彼女??」
最初に声を掛けてきた男の子が、急に鳴海くんから私の存在に話題を移した。
「あ、えっと……。まぁ、そのような者で……」
「いーよ、沙耶さん。相手しなくて。つーか、駒野。あんまジロジロ見んな」
駒野と呼ばれた彼は尚も私を見ながら、だってー、と悪びれた。
「鳴海くんの友達?」
そこで私はようやく彼を見上げて尋ねた。
「わっ! 本当だ、仁だ。髪、何それ。金髪??」
「てか、ナルミン、似合ってる〜! 可愛い〜」
「ほんとほんとっ。ミーコが見たら絶叫もんだよー」
男の子が三人、女の子が二人のグループで、彼らのノリは専門学校の生徒と似たり寄ったりだ。
「何だよー。元気かよ、仁! たまには連絡よこせよなぁー」
「あー、ハイハイ。つか、もういいから。お前ら羽打ち合って遊んどけよ」
「相変わらずツレないよなぁ、仁くんは〜」
彼らの会話と鳴海くんの応対から、高校の同級生かな、と気付き、私は口元に手を当てた。
ーーあはは。鳴海くんてば塩対応。
「……ところで。なに? もしかしてデート? 仁の彼女??」
最初に声を掛けてきた男の子が、急に鳴海くんから私の存在に話題を移した。
「あ、えっと……。まぁ、そのような者で……」
「いーよ、沙耶さん。相手しなくて。つーか、駒野。あんまジロジロ見んな」
駒野と呼ばれた彼は尚も私を見ながら、だってー、と悪びれた。
「鳴海くんの友達?」
そこで私はようやく彼を見上げて尋ねた。