シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
【大変な中、お弁当ありがとう(^ ^)颯太くん、お大事にね】
メッセージを読み取り、ありがとう、と返事を打っていると、再び着信音が鳴る。
【お弁当箱、帰りに届けるね。颯太くんに嫌な思いさせたくないから、夕方門扉に提げておきます。沙耶さんも無理しないでね(^ ^)】
ーー鳴海くん。
一つ一つの事を、丁寧に考えてくれている。鳴海くんだって、今はコレクション前で大変なはずなのに……。
【ありがとう。またお弁当箱、確認するね。ちゃんと食べて、鳴海くんも頑張ってね】
彼の思いやりが嬉しくて、【大好きだよ】と二通目のメッセージをも送信する。
玄関の三和土で靴を脱いでいると、二階から「ママーっ」と私を呼ぶ声が聞こえた。慌ててコートを床に脱ぎ捨て、二階へと上がった。
*
小児科を受診すると、お医者さんから「溶連菌ですね」と言われた。
「抗生剤を七日分出しておきますので、しっかりと飲み切らせて下さい。通常二、三日で熱も下がりますので、心配無いですよ?」
「……そうですか、ありがとうございます。あの、保育園の登園はいつ頃から……?」
「抗生剤を飲んで丸二日たったら、大丈夫ですよ。本人が元気そうだったら登園させてください」
ありがとうございました、と再三頭を下げ、私は診察室を後にした。
メッセージを読み取り、ありがとう、と返事を打っていると、再び着信音が鳴る。
【お弁当箱、帰りに届けるね。颯太くんに嫌な思いさせたくないから、夕方門扉に提げておきます。沙耶さんも無理しないでね(^ ^)】
ーー鳴海くん。
一つ一つの事を、丁寧に考えてくれている。鳴海くんだって、今はコレクション前で大変なはずなのに……。
【ありがとう。またお弁当箱、確認するね。ちゃんと食べて、鳴海くんも頑張ってね】
彼の思いやりが嬉しくて、【大好きだよ】と二通目のメッセージをも送信する。
玄関の三和土で靴を脱いでいると、二階から「ママーっ」と私を呼ぶ声が聞こえた。慌ててコートを床に脱ぎ捨て、二階へと上がった。
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小児科を受診すると、お医者さんから「溶連菌ですね」と言われた。
「抗生剤を七日分出しておきますので、しっかりと飲み切らせて下さい。通常二、三日で熱も下がりますので、心配無いですよ?」
「……そうですか、ありがとうございます。あの、保育園の登園はいつ頃から……?」
「抗生剤を飲んで丸二日たったら、大丈夫ですよ。本人が元気そうだったら登園させてください」
ありがとうございました、と再三頭を下げ、私は診察室を後にした。