シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「鳴海はコレクションに出てたから、水嶋ちゃんと別れたんじゃないか、とか。この短期間に別の人に乗り換えたんじゃないかって思う子もいたみたいで、そういうの聞いたから」
ーー乗り換えるって……。
どうしてそういう話になるんだろうと首を傾げずにはいられなかった。
「……あの、津島さん」
「うん?」
「それって、私が指輪してるからって事ですよね? だから結婚してるって思われたんですよね?」
「……ああ、うん。多分ね」
「そうですか」
気持ちが打ち沈み、自然とため息が漏れた。
煙草を吸い終えた津島さんが、スッと立ち上がり「あのさ?」と再び声を発した。
「まだ鳴海とは付き合ってるの?」
「……え」
「あんまり恋人らしいところ見た事ないけど?」
津島さんのいつになく真剣な顔を見て、ドキ、と不安になった。
日頃から鳴海くんとスキンシップをとれない事や、駅から学校まで別々に来ていた事を言われたみたいで、カッと頬が熱くなる。
「つ、付き合ってますよ。指輪だって鳴海くんから貰ったもので……今は理由あって、恋人らしい事が出来ないだけです」
「……。そっか」
それじゃあ、お疲れ、と言い残し、津島さんが給湯室を出て行く。
ーー乗り換えるって……。
どうしてそういう話になるんだろうと首を傾げずにはいられなかった。
「……あの、津島さん」
「うん?」
「それって、私が指輪してるからって事ですよね? だから結婚してるって思われたんですよね?」
「……ああ、うん。多分ね」
「そうですか」
気持ちが打ち沈み、自然とため息が漏れた。
煙草を吸い終えた津島さんが、スッと立ち上がり「あのさ?」と再び声を発した。
「まだ鳴海とは付き合ってるの?」
「……え」
「あんまり恋人らしいところ見た事ないけど?」
津島さんのいつになく真剣な顔を見て、ドキ、と不安になった。
日頃から鳴海くんとスキンシップをとれない事や、駅から学校まで別々に来ていた事を言われたみたいで、カッと頬が熱くなる。
「つ、付き合ってますよ。指輪だって鳴海くんから貰ったもので……今は理由あって、恋人らしい事が出来ないだけです」
「……。そっか」
それじゃあ、お疲れ、と言い残し、津島さんが給湯室を出て行く。