シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
ーー会いたいなぁ。
時々、彼が送ってくれる近況ナウの写真を見つめ、日々家路を辿っていた。
「ママ、けーたい何見てるの?」
「……えっ、ああ。お仕事の先輩から届いたメッセージだよ?」
「……。ふぅん」
颯太は予想以上に鋭く、鳴海くんからのメッセージを見る時だけ声を掛けてくる。恐らく、私の表情から察するのだろう。迂闊だった、もっと気を付けなければいけない。
そんな日常を繰り返す中で迎えた日曜日。"それ"は何の前触れもなく訪れた。
「颯ちゃん、今日はどうしようか? どこか出掛ける?」
窓越しにスッキリと晴れた青空を見上げて、颯太に声を掛けた。
「ぼく、ショッピングモールで遊びたいっ!」
颯太の要望もあって、近くのショッピングモールまで父の車を借りて出掛ける事にした。駐車場を出て真っ直ぐ目指すのは、もう何度も遊んだキッズパークだ。
来るのは久々なので、つい颯太を甘やかしてしまい、一時間料金でたっぷりと遊ばせた。
大きな液晶画面にボールを投げて遊ぶインタラクティブゲームをしたり、キネティックサンドで型抜きをしたり、おもちゃのショベルカーを操縦したりと遊びのレパートリーは様々で、受付をした一時間はあっという間に過ぎ去った。
その後は本屋さんに寄り、フロアの一角に設けられたキッズスペースで新幹線の絵本を見た。
時々、彼が送ってくれる近況ナウの写真を見つめ、日々家路を辿っていた。
「ママ、けーたい何見てるの?」
「……えっ、ああ。お仕事の先輩から届いたメッセージだよ?」
「……。ふぅん」
颯太は予想以上に鋭く、鳴海くんからのメッセージを見る時だけ声を掛けてくる。恐らく、私の表情から察するのだろう。迂闊だった、もっと気を付けなければいけない。
そんな日常を繰り返す中で迎えた日曜日。"それ"は何の前触れもなく訪れた。
「颯ちゃん、今日はどうしようか? どこか出掛ける?」
窓越しにスッキリと晴れた青空を見上げて、颯太に声を掛けた。
「ぼく、ショッピングモールで遊びたいっ!」
颯太の要望もあって、近くのショッピングモールまで父の車を借りて出掛ける事にした。駐車場を出て真っ直ぐ目指すのは、もう何度も遊んだキッズパークだ。
来るのは久々なので、つい颯太を甘やかしてしまい、一時間料金でたっぷりと遊ばせた。
大きな液晶画面にボールを投げて遊ぶインタラクティブゲームをしたり、キネティックサンドで型抜きをしたり、おもちゃのショベルカーを操縦したりと遊びのレパートリーは様々で、受付をした一時間はあっという間に過ぎ去った。
その後は本屋さんに寄り、フロアの一角に設けられたキッズスペースで新幹線の絵本を見た。