シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「もし見付けたら、どうしよう? そのままインフォメーションに連れて行ったらいい?」
「あ、それなら私に直接連絡して下さい。ええと、電話番号は…」
080で始まる番号を告げて、直接津島さんに登録して貰う。
「ちょ、りぃ兄」
「何だよ?」
「勝手に話進めてるけど、俺、何がなんだか……」
「後で説明するから、とにかくハルも探すの手伝え」
「あの、すみません。お休みの所……」
連れのハルくんに申し訳なくて謝ると、彼は「いいよ、全然」とかぶりを振った。
それじゃあ、と言ってそこで別れようとした所で突如手にした携帯に着信が入る。
「あ、津島さん、待って。電話が……」
もしかしたら颯太が見つかって、インフォメーションから電話が入ったのかもしれない。淡い期待が走る。
"鳴海 仁"
ーーえ。鳴海くん??
どうしたんだろう。今はそれどころじゃ無いんだけど……。
そうは思うものの、私は「もしもし?」と言って着信を繋いでいた。
『あ、沙耶さん? 今どこにいる?』
「……え、今は……。近くのショッピングモールだけど」
『ああ、ごめん。実は今颯太くんと一緒に居るんだけど……沙耶さん、何階にいる?』
「えっ! 颯太と一緒なの!?」
あまりの偶然に、心臓が飛び上がった。
鳴海くんから詳しく話を聞いたところ、二階の洋裁店を出た時に、目の前を横切る颯太を見付けたらしい。
「あ、それなら私に直接連絡して下さい。ええと、電話番号は…」
080で始まる番号を告げて、直接津島さんに登録して貰う。
「ちょ、りぃ兄」
「何だよ?」
「勝手に話進めてるけど、俺、何がなんだか……」
「後で説明するから、とにかくハルも探すの手伝え」
「あの、すみません。お休みの所……」
連れのハルくんに申し訳なくて謝ると、彼は「いいよ、全然」とかぶりを振った。
それじゃあ、と言ってそこで別れようとした所で突如手にした携帯に着信が入る。
「あ、津島さん、待って。電話が……」
もしかしたら颯太が見つかって、インフォメーションから電話が入ったのかもしれない。淡い期待が走る。
"鳴海 仁"
ーーえ。鳴海くん??
どうしたんだろう。今はそれどころじゃ無いんだけど……。
そうは思うものの、私は「もしもし?」と言って着信を繋いでいた。
『あ、沙耶さん? 今どこにいる?』
「……え、今は……。近くのショッピングモールだけど」
『ああ、ごめん。実は今颯太くんと一緒に居るんだけど……沙耶さん、何階にいる?』
「えっ! 颯太と一緒なの!?」
あまりの偶然に、心臓が飛び上がった。
鳴海くんから詳しく話を聞いたところ、二階の洋裁店を出た時に、目の前を横切る颯太を見付けたらしい。