シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「ごめんね、鳴海くん。出来るだけ早く戻るから、颯太の事…お願いしてもいい?」
「うん、全然それは。颯太くんと遊んで待ってるんで、慌てずにゆっくりで大丈夫ですよ?」
「ありがとう」
私は小走りで踵を返し、お弁当を作るために一度自宅に戻った。ちょうどご飯が炊き上がっていて、母がお味噌汁とともに茶碗によそっていた。
「あれ? 沙耶だけ? 颯太は?」
「ああ、それが……」
私は事情を話し、急遽お弁当作りをする事になったと言って丁寧に手を洗った。
「そう。鳴海さんと」
母はふふっとどこか意味深な笑いを浮かべ、お盆に載せたお昼ご飯を父に運んでいた。
冷蔵庫の材料を確認して、簡単にお弁当を詰めた。ご飯は足りる分を考えておにぎりにした。
既に泥だらけだった二人を思い出し、おしぼりとウェットティッシュも用意する。玄関を出てから今度は自転車にまたがり、もと来た道を戻った。
公園に着いた頃には、五十分ほど経っていて、砂場に二人の姿は無かった。
ーーあれ? おかしいな。他の遊びをしてるのかな?
公園の隅に自転車を停めてキョロキョロと首を振る。公園内を確認すると、砂場から離れたブランコの向こうに二人してしゃがんでいるのが見えた。
「うん、全然それは。颯太くんと遊んで待ってるんで、慌てずにゆっくりで大丈夫ですよ?」
「ありがとう」
私は小走りで踵を返し、お弁当を作るために一度自宅に戻った。ちょうどご飯が炊き上がっていて、母がお味噌汁とともに茶碗によそっていた。
「あれ? 沙耶だけ? 颯太は?」
「ああ、それが……」
私は事情を話し、急遽お弁当作りをする事になったと言って丁寧に手を洗った。
「そう。鳴海さんと」
母はふふっとどこか意味深な笑いを浮かべ、お盆に載せたお昼ご飯を父に運んでいた。
冷蔵庫の材料を確認して、簡単にお弁当を詰めた。ご飯は足りる分を考えておにぎりにした。
既に泥だらけだった二人を思い出し、おしぼりとウェットティッシュも用意する。玄関を出てから今度は自転車にまたがり、もと来た道を戻った。
公園に着いた頃には、五十分ほど経っていて、砂場に二人の姿は無かった。
ーーあれ? おかしいな。他の遊びをしてるのかな?
公園の隅に自転車を停めてキョロキョロと首を振る。公園内を確認すると、砂場から離れたブランコの向こうに二人してしゃがんでいるのが見えた。