シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
それからは一度着替えを済ませ、ブランコや滑り台といった遊具で一通り遊び尽くした。三時半を過ぎてから、三人で帰路を辿る。
「今日、すっごいたのしかった! ジンくん、また遊ぼうね!」
「うん。お兄ちゃんもだよ、また誘ってね?」
「うんっ!」
バイバーイと言って手を振り、颯太は上機嫌で家へと入って行った。
「鳴海くん、課題あるのに今日一日付き合ってくれてありがとう。あんなに嬉しそうな颯太、久しぶりだよ」
ううん、と言って彼が首を振る。
「沙耶さんは……やっぱり良いママだね」
「え?」
「颯太くんがああやって笑えるのは、ママが全部を受け止めてくれるからだよ」
「……そう、なのかな」
日頃から颯太のわがままを上手く言い聞かせられない事に、私は自信を無くしていた。だからこそ、余計に鳴海くんの言葉が心に染みた。
「お弁当もありがとう。美味しかったよ」
それじゃあまた明日、と言って彼が家へと向かって歩き出す。その姿を見送り、手を振った。
リビングに入ると、颯太がソファーにもたれ掛かりながら寝息を立てていた。「今寝たところ」と言って、母が毛布を掛けてくれる。
「随分と鳴海さんに遊んでもらったみたいね?」
キッチンスペースのテーブルへ移動して、母が淹れてくれた紅茶を口にする。真向かいに座った母を見て、私は笑顔で頷いた。
「今日、すっごいたのしかった! ジンくん、また遊ぼうね!」
「うん。お兄ちゃんもだよ、また誘ってね?」
「うんっ!」
バイバーイと言って手を振り、颯太は上機嫌で家へと入って行った。
「鳴海くん、課題あるのに今日一日付き合ってくれてありがとう。あんなに嬉しそうな颯太、久しぶりだよ」
ううん、と言って彼が首を振る。
「沙耶さんは……やっぱり良いママだね」
「え?」
「颯太くんがああやって笑えるのは、ママが全部を受け止めてくれるからだよ」
「……そう、なのかな」
日頃から颯太のわがままを上手く言い聞かせられない事に、私は自信を無くしていた。だからこそ、余計に鳴海くんの言葉が心に染みた。
「お弁当もありがとう。美味しかったよ」
それじゃあまた明日、と言って彼が家へと向かって歩き出す。その姿を見送り、手を振った。
リビングに入ると、颯太がソファーにもたれ掛かりながら寝息を立てていた。「今寝たところ」と言って、母が毛布を掛けてくれる。
「随分と鳴海さんに遊んでもらったみたいね?」
キッチンスペースのテーブルへ移動して、母が淹れてくれた紅茶を口にする。真向かいに座った母を見て、私は笑顔で頷いた。