シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「好きだよ」と囁かれ、「私も好き」と言葉を返す。
そんな日々を日課として繰り返すと、毎朝学校に着く頃になると自然と心が躍り、もうすぐキス出来ると期待を膨らませるようになった。まるでパブロフの犬みたいだ。
鳴海くんが購買に降りて来る頻度も桁違いに上がり、買う物が無くても私のそばへ寄り、入り浸る日が増えた。
彼の課題が間に合うかどうか、心配して声を掛ける日もあったが、鳴海くんは「大丈夫」と言って微笑んでいた。
あの日キッパリと線を引いたハルくんはと言えば、私に挨拶をしたり仕事の愚痴をこぼす事はあっても、私との間合いを詰める事は無くなり、一切私に触らなくなった。
そんな五月が終わりを迎え、六月に入った。
六日の夜に部屋の飾り付けを済ませ、翌朝、開店時間に合わせて注文していたケーキを取りに行った。
六月七日の今日は、颯太の五歳のお誕生日だ。前もってお誕生日会をすると知らせていたので、いつも保育園で遊んでいるマリちゃんとシュンくんが来てくれる事になった。
二人のお母さんは申し訳無さそうにしていたけれど、終わる頃にまたお迎えに来ると言って、送り届けてくれた。きっちりとプレゼントも持参してくれて、こっちが申し訳なくなる。
そんな日々を日課として繰り返すと、毎朝学校に着く頃になると自然と心が躍り、もうすぐキス出来ると期待を膨らませるようになった。まるでパブロフの犬みたいだ。
鳴海くんが購買に降りて来る頻度も桁違いに上がり、買う物が無くても私のそばへ寄り、入り浸る日が増えた。
彼の課題が間に合うかどうか、心配して声を掛ける日もあったが、鳴海くんは「大丈夫」と言って微笑んでいた。
あの日キッパリと線を引いたハルくんはと言えば、私に挨拶をしたり仕事の愚痴をこぼす事はあっても、私との間合いを詰める事は無くなり、一切私に触らなくなった。
そんな五月が終わりを迎え、六月に入った。
六日の夜に部屋の飾り付けを済ませ、翌朝、開店時間に合わせて注文していたケーキを取りに行った。
六月七日の今日は、颯太の五歳のお誕生日だ。前もってお誕生日会をすると知らせていたので、いつも保育園で遊んでいるマリちゃんとシュンくんが来てくれる事になった。
二人のお母さんは申し訳無さそうにしていたけれど、終わる頃にまたお迎えに来ると言って、送り届けてくれた。きっちりとプレゼントも持参してくれて、こっちが申し訳なくなる。