シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「愛してるよ、沙耶……」
真剣な瞳に捕らわれて、身も心もほぐされ、溶かされていく。鳴海くんの行為は優しかった。どこまでも甘くて、私を夢中にさせた。
二人して息を荒げながら、二度三度と求め合った。恋しくて、離れたくなくて、ぴたりと肌を寄せ合って眠った。
*
案の定、午前三時過ぎに空腹で目が覚めた。部屋は豆球の明かりがあるだけで仄暗い。
あの後ロフトにも上がらず、掛け布団を被ったままで寝てしまった。私は裸の体を起こし、お腹に手を当てた。
結局、二人して晩ご飯も食べずに寝ちゃうなんて……どれだけ飢えていたんだろう?
隣りでスゥスゥと聞こえる吐息に、もう一度寝転がり、至近距離で彼を見つめた。
長く綺麗に整ったまつ毛を伏せて、鳴海くんが眠っている。初めて見る無邪気な寝顔が可愛くて、ふっと口元が緩んだ。
ーー愛おしい。
颯太に抱く感情とはまた別の、ときめきを帯びた愛情だ。眠る彼の唇へそっとキスをすると、急に両手で抱きしめられ、深い口付けをお見舞いされた。
「おはよう」
さっきのキスなど無かったかのように、鳴海くんがふわふわと笑った。
「……やだなぁ。起きてたの?」
「……起きてたんじゃなくて、起こされたんです」
言ってから、リモコンを手探りして、鳴海くんが部屋の電気を点けた。
「……まだ三時過ぎか」
真剣な瞳に捕らわれて、身も心もほぐされ、溶かされていく。鳴海くんの行為は優しかった。どこまでも甘くて、私を夢中にさせた。
二人して息を荒げながら、二度三度と求め合った。恋しくて、離れたくなくて、ぴたりと肌を寄せ合って眠った。
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案の定、午前三時過ぎに空腹で目が覚めた。部屋は豆球の明かりがあるだけで仄暗い。
あの後ロフトにも上がらず、掛け布団を被ったままで寝てしまった。私は裸の体を起こし、お腹に手を当てた。
結局、二人して晩ご飯も食べずに寝ちゃうなんて……どれだけ飢えていたんだろう?
隣りでスゥスゥと聞こえる吐息に、もう一度寝転がり、至近距離で彼を見つめた。
長く綺麗に整ったまつ毛を伏せて、鳴海くんが眠っている。初めて見る無邪気な寝顔が可愛くて、ふっと口元が緩んだ。
ーー愛おしい。
颯太に抱く感情とはまた別の、ときめきを帯びた愛情だ。眠る彼の唇へそっとキスをすると、急に両手で抱きしめられ、深い口付けをお見舞いされた。
「おはよう」
さっきのキスなど無かったかのように、鳴海くんがふわふわと笑った。
「……やだなぁ。起きてたの?」
「……起きてたんじゃなくて、起こされたんです」
言ってから、リモコンを手探りして、鳴海くんが部屋の電気を点けた。
「……まだ三時過ぎか」