シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
そんな彼女とは対照的に、息子さんはどこまでも無邪気だった。お休みをしたエレベーターがまた動くのを待つのも、ママと一緒なら楽しい、そんな雰囲気が伝わってきた。
とにかくエレベーターの管理会社にちゃんと連絡が取れたので、安心して座る事にした。
「ねぇねぇ、おにーちゃん」
「うん?」
「髪、まっ白だね。どこでたまてばこ開けたの?」
「え?」
衝撃的だった。俺の髪を見て浦島太郎を連想するなんて、純粋な子供のなせる技だ。
可愛いなと思った。停まったエレベーターの中で彼女の息子さんの言動に暫し癒された。
結果的に、エレベーターを停めたのは俺の鞄に付けたキーホルダーが原因だった。心底申し訳なく思った。平謝りする俺に、彼女の息子さんは「ドンマイ」と言って笑ってくれた。
その翌々日もその親子に会った。会った、と言うよりかは偶然目撃されて、息子さんが声を上げた。
そして金曜日の朝、ゴミ捨て場で彼女とまた会った。彼女は俺の髪を見て、ビクッと肩を揺らし、驚いていた。
天気の良い朝だとかなり明るく見えるからだろう。
几帳面に「おはようございます」と挨拶をしてくれた。同様にそれを返す。
そこで何となく思った。ここにゴミを出すという事はきっとご近所さんに違いない。
とにかくエレベーターの管理会社にちゃんと連絡が取れたので、安心して座る事にした。
「ねぇねぇ、おにーちゃん」
「うん?」
「髪、まっ白だね。どこでたまてばこ開けたの?」
「え?」
衝撃的だった。俺の髪を見て浦島太郎を連想するなんて、純粋な子供のなせる技だ。
可愛いなと思った。停まったエレベーターの中で彼女の息子さんの言動に暫し癒された。
結果的に、エレベーターを停めたのは俺の鞄に付けたキーホルダーが原因だった。心底申し訳なく思った。平謝りする俺に、彼女の息子さんは「ドンマイ」と言って笑ってくれた。
その翌々日もその親子に会った。会った、と言うよりかは偶然目撃されて、息子さんが声を上げた。
そして金曜日の朝、ゴミ捨て場で彼女とまた会った。彼女は俺の髪を見て、ビクッと肩を揺らし、驚いていた。
天気の良い朝だとかなり明るく見えるからだろう。
几帳面に「おはようございます」と挨拶をしてくれた。同様にそれを返す。
そこで何となく思った。ここにゴミを出すという事はきっとご近所さんに違いない。