シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
私も立ち止まり、後ろの彼を振り返る。
「こっち行ったら、確か総合病院だったよね?」
「あ、うん。そうだね」
「颯太くんを生んだのって、あの総合病院ですか?」
「……え。うん、そうだよ。昔から、あの病院には色々とお世話になってるから。ほら、風邪とかでも」
「そっか」
コンビニに着き、ご所望のバニラアイスを幾つか買って帰る。
帰り道、何となく気になっていた事を尋ねてみた。
「そういえば、澤野くんが心配してたよ?」
「え?」
「鳴海くん、愛梨ちゃんと付き合ってるんでしょ? それなのに、上手くいってないって聞いて」
自転車を押しながら、鳴海くんは無言で地面に目を落とした。
「あ、ゴメン。お節介だったよね、忘れて?」
「いや、そんな事ないよ?」
そう言って微笑まれるので、私は次の言葉を待った。
「俺、さ。実は今日、愛梨と別れたんだ」
ーーえ。うそ……。
「最低だって、思うかもしれないけど。愛梨の他に、好きな人が出来て」
「……そうなんだ」
ーーそう言えば、前に澤野くんも言ってたな。鳴海くんの心変わりかもしれないって……。
「その人って、どんな人?」
「こっち行ったら、確か総合病院だったよね?」
「あ、うん。そうだね」
「颯太くんを生んだのって、あの総合病院ですか?」
「……え。うん、そうだよ。昔から、あの病院には色々とお世話になってるから。ほら、風邪とかでも」
「そっか」
コンビニに着き、ご所望のバニラアイスを幾つか買って帰る。
帰り道、何となく気になっていた事を尋ねてみた。
「そういえば、澤野くんが心配してたよ?」
「え?」
「鳴海くん、愛梨ちゃんと付き合ってるんでしょ? それなのに、上手くいってないって聞いて」
自転車を押しながら、鳴海くんは無言で地面に目を落とした。
「あ、ゴメン。お節介だったよね、忘れて?」
「いや、そんな事ないよ?」
そう言って微笑まれるので、私は次の言葉を待った。
「俺、さ。実は今日、愛梨と別れたんだ」
ーーえ。うそ……。
「最低だって、思うかもしれないけど。愛梨の他に、好きな人が出来て」
「……そうなんだ」
ーーそう言えば、前に澤野くんも言ってたな。鳴海くんの心変わりかもしれないって……。
「その人って、どんな人?」