シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「沙耶ちゃん?」
不意に祥子さんに声を掛けられて、ハッとする。
「どうしたの? ボンヤリして。時間だからお店閉めるよ?」
「あっ! はい。すみません」
ミシン糸の棚を移動させる祥子さんに続いて、私も急いで片付けに取り掛かった。
「てかさぁ。チャックがあの愛梨ちゃんと付き合ってるって聞いて、私びっくりしたよぉ」
祥子さんはやはり気付いていなかった様子で、肩をすくめた。
「ごめんね。私、あの子はてっきり沙耶ちゃんの事が好きなんだと思い込んでた」
「ふふっ、そういうものですよ。祥子さん。私、特別モテる人種じゃ無いですし」
自動シャッターのボタンを押し、店を完全に閉めた。
ともかくは、鳴海くんとの出会いをちゃんと思い出せて良かった。あとは彼に気持ちを伝えて、この先の事を一緒に考えて貰うのみだ。
私は安堵から小さく微笑んだ。
***
不意に祥子さんに声を掛けられて、ハッとする。
「どうしたの? ボンヤリして。時間だからお店閉めるよ?」
「あっ! はい。すみません」
ミシン糸の棚を移動させる祥子さんに続いて、私も急いで片付けに取り掛かった。
「てかさぁ。チャックがあの愛梨ちゃんと付き合ってるって聞いて、私びっくりしたよぉ」
祥子さんはやはり気付いていなかった様子で、肩をすくめた。
「ごめんね。私、あの子はてっきり沙耶ちゃんの事が好きなんだと思い込んでた」
「ふふっ、そういうものですよ。祥子さん。私、特別モテる人種じゃ無いですし」
自動シャッターのボタンを押し、店を完全に閉めた。
ともかくは、鳴海くんとの出会いをちゃんと思い出せて良かった。あとは彼に気持ちを伝えて、この先の事を一緒に考えて貰うのみだ。
私は安堵から小さく微笑んだ。
***