シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
会いたい人が私を待っていると思うと、自然と足は小走りになり、既に点滅している青信号をギリギリで渡り切った。
こんなに急いで渡ったのはいつぶりだろう?
颯太を生んで、早四年余り。もう二度と恋愛する事は無いと思い込んでいただけに、好きな人との待ち合わせが嬉しくてたまらない。
私の心は完全に舞い上がっていた。
待ち合わせのカフェに入ると、奥の席に明るいプラチナブロンドの髪が見えた。即座に目の合った鳴海くんが、パッと手を挙げてくれる。
「ごめんね、大分待ったでしょ?」
「いや。ギリギリまで教室に残って作業してたし。なんて事無いよ?」
鳴海くんの手前には既に空になったマグカップ。喫煙席のため、三本吸い尽くした煙草の灰皿も、その隣りに置かれていた。
きっと、一時間はここで時間を潰したんじゃないかと推測し、胸の奥がキュッと締め付けられた。
「あ。どうする? 話、帰りながらする? 颯太くんも待ってるだろうし」
立ったままで座らない私を見て、鳴海くんが慌てて立ち上がる。
「……あ、うん。ごめんね? そうして貰えると助かる」
「わかった」
こんなに急いで渡ったのはいつぶりだろう?
颯太を生んで、早四年余り。もう二度と恋愛する事は無いと思い込んでいただけに、好きな人との待ち合わせが嬉しくてたまらない。
私の心は完全に舞い上がっていた。
待ち合わせのカフェに入ると、奥の席に明るいプラチナブロンドの髪が見えた。即座に目の合った鳴海くんが、パッと手を挙げてくれる。
「ごめんね、大分待ったでしょ?」
「いや。ギリギリまで教室に残って作業してたし。なんて事無いよ?」
鳴海くんの手前には既に空になったマグカップ。喫煙席のため、三本吸い尽くした煙草の灰皿も、その隣りに置かれていた。
きっと、一時間はここで時間を潰したんじゃないかと推測し、胸の奥がキュッと締め付けられた。
「あ。どうする? 話、帰りながらする? 颯太くんも待ってるだろうし」
立ったままで座らない私を見て、鳴海くんが慌てて立ち上がる。
「……あ、うん。ごめんね? そうして貰えると助かる」
「わかった」