シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?
「それは。沙耶さんと二人っていうのが嬉しくて。
……俺、また沙耶さんと出会えたから凄く舞い上がってたんだ。だからいつも沙耶さんの事ばっか考えてたし、早く行動しないと誰かに取られるかもしれないって、焦ってた」
「……焦る必要ないよ? 私、モテないし」
「そんな事ないよ。俺のクラスの奴も、何人かは沙耶さんの事狙ってんだって。津島さんだってそうだったし」
私はそこで一旦黙り込んだ。
そういえば、津島さんに告白されたんだった。
「俺さ、告白してから時間が経つごとに……だんだん冷静になってきて。もしかしたら早まったんじゃないかって凄く後悔したんだ。だから、出来るだけ返事も先延ばしにして貰おうって、考えてて」
「……私が断ると思ってたの?」
鳴海くんは赤い顔で頷いた。
「沙耶さんが前に言ってたの、聞いちゃったから」
「聞いちゃったって。何を?」
「……え、と。恋愛するとしても、学生は絶対に無いって。結婚出来ないなら恋愛する意味も無いって」
そんな事言ったかな、と考えてふと思い当たる節にぶつかった。
「ああっ、前に祥子さんと話してた時だね? あの時は、確かにそう思ってた。私、前の恋愛で失敗したからさ。もう二度と好きな人なんて出来ないってそう思ってたし」
……俺、また沙耶さんと出会えたから凄く舞い上がってたんだ。だからいつも沙耶さんの事ばっか考えてたし、早く行動しないと誰かに取られるかもしれないって、焦ってた」
「……焦る必要ないよ? 私、モテないし」
「そんな事ないよ。俺のクラスの奴も、何人かは沙耶さんの事狙ってんだって。津島さんだってそうだったし」
私はそこで一旦黙り込んだ。
そういえば、津島さんに告白されたんだった。
「俺さ、告白してから時間が経つごとに……だんだん冷静になってきて。もしかしたら早まったんじゃないかって凄く後悔したんだ。だから、出来るだけ返事も先延ばしにして貰おうって、考えてて」
「……私が断ると思ってたの?」
鳴海くんは赤い顔で頷いた。
「沙耶さんが前に言ってたの、聞いちゃったから」
「聞いちゃったって。何を?」
「……え、と。恋愛するとしても、学生は絶対に無いって。結婚出来ないなら恋愛する意味も無いって」
そんな事言ったかな、と考えてふと思い当たる節にぶつかった。
「ああっ、前に祥子さんと話してた時だね? あの時は、確かにそう思ってた。私、前の恋愛で失敗したからさ。もう二度と好きな人なんて出来ないってそう思ってたし」