不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。下



ずっと一人ぼっちで、やっとできた女友達だ。
きっと起きた翔子に経緯を話せば、あいつを探すに決まってる。



「俺たちも追うぞ、翔子」



借りつくっちまったからな……


それに、一生自分のせいだと悩むなんて、俺はごめんだ。


翔子を背負って俺は階段を降りる。


光龍たちみたいに飛び降りるなんて俺にはできないけど、


1歩1歩進むことだったらできる。






世界一可哀想な友達を救うために進むんだ_____。







< 10 / 132 >

この作品をシェア

pagetop