不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。下
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辿り着いたのは森の中。
ここのど真ん中、1番大きな大樹の地下が、俺たちの研究所があるところだ。
何でこんな所に作ったのか不明だが、空気が澄んでいて気持ちがいい。
今度はいつ、外に出られるかわからない。
今のうちに綺麗な空気吸っとこう……
スーハー、スーハーと深呼吸を繰り返した後、大樹に触れれば、現れる入口。
人1人分程の地下へと続く狭い階段は、底無しの闇だ。
ここに来た時はこの暗闇が怖くて、泣きながら抵抗したもんだ…
今じゃ自分から進んでこの暗闇に飛び込む事ができる。