不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。下
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闇雲に行くのは危険と言う事もあり、ハルキさんの手伝いに公平が加わり、作戦会議が連日行われた。
アカリさん、ツバサさんはリンが連れて行かれた研究所の場所の特定に慌ただしく動き回っている。
そして、俺たち下っ端は3つにグループ分け、超能力についての文献を読み漁ったり、自分を鍛えたり、武器を集めたり、食料班は日用品の買い物やみんな分の飯を用意したりと、ローテーションで各自準備を進めていた。
俺はそんな下っ端の代表で、グループには属していない。
全体を見ているからなのか、
過去1、大規模な戦闘になると、みんなピリピリしているのがひしひしと伝わってくる。