Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―
もう会うことも無いと、思っていたのに。
「あ」
なんで。
「……レイ」
「……ユウ」
なんでこんなに良く会うの!?
クリスマス当日。
朝からカフェを3つはしごして、夜の8時頃、また別のカフェに入った。
ドリンクを持ってカウンター席に腰掛けようとした時、ふと隣の人を見ると……なんとユウが居たって訳。
「……ストーカー?」
「誰が」
少し冗談っぽく言うユウを軽くあしらってそのまま座る。
実はユウとは1週間前にも遭遇している。
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───
『ったく、あいつらどんなペースでヤってんだよ……』
ドラッグストアでコンドームに手を伸ばした時。
丁度同じ商品に手が重なった。
うわぁ、気不味い~。ここで手重なるとか無いだろ! ちょっとは待てよ!
と、ぶつぶつ考えて相手の顔を見ると。
『え……』
なんと、ユウだった。
こんな美形だったら普通は「あ、すみません……!」ってなるような胸キュンシチュエーションも、モノがゴムじゃ胸キュンも何も無いんだけど!
『……ストーカー?』
『あははっ、まさか』
───
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と、不審げな私をユウが笑ったのが先週の土曜日。