Letter from the Starry Sky ―君がくれた世界―
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「……おっはよ、たちば! あれお前隈出来てんじゃん。大丈夫か?」
あれ、なんだこれ。なんか懐かしい呼び方……。あ、これ中学の時に呼ばれてたあだ名だ……。
「うわっ! お、おはよ、たつ。嘘、隈出来て――」
“たつ”って……ああ、達弘のこと、付き合う前はみんなと同じようにそう呼んでたんだっけ。
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あの先生こんな重いもん一人で持てって……。委員会で使うならその委員会の奴等に持たせれば良いのに。
「ほら、それ重いだろ。貸せよ」
そんなことを考えながら書類の入った段ボールを一人で運んでいると、後ろから達弘が駆け寄ってきた。
「え……」
「ん? ほら」
「あ、ありがと……」
こいつ、チャラチャラしてるだけかと思ってたけど、良いところもあるんじゃん。
あれ、おかしいな。何かたつの顔、見れない……。
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「なあ、俺と付き合ってくんね? お前のこと、好き……なんだけど」
「え?」
突然、帰り道の途中でそう言われた。
あまりに突然のことに、私はすぐには反応出来ない。
「な、無理か?」
「え、えっと……よろしくお願いします……」
言われて気付くなんて。いつの間にか、私も達弘を好きになってたんだ。
何故か分からないけれどいつも声を掛けてくれる達弘を目で追うようになって。