もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
紅茶をのんでから、私たちは嶺の運転する車で近くのスーパーへ行った。
買い物かごを持ち私の隣を歩く嶺。
「好きな食べ物、ある?」
私の言葉に待っていましたとばかりに目を輝かせながら嶺が「ロコモコ丼!」と答えた。
「ロコモコ?」
「そう。鈴がよく作ってくれたんだ。手作りハンバーグににんにくたっぷりのソースがかかってるやつ。」
「・・・じゃあ、ロコモコにします?」
「鈴」
「はい?」
「敬語、禁止。」
「・・・うん・・・」
「ロコモコ、一緒に作ろう。」
「うん」
嶺の記憶を頼りに私たちは買い物を済ませると帰宅した。
買い物かごを持ち私の隣を歩く嶺。
「好きな食べ物、ある?」
私の言葉に待っていましたとばかりに目を輝かせながら嶺が「ロコモコ丼!」と答えた。
「ロコモコ?」
「そう。鈴がよく作ってくれたんだ。手作りハンバーグににんにくたっぷりのソースがかかってるやつ。」
「・・・じゃあ、ロコモコにします?」
「鈴」
「はい?」
「敬語、禁止。」
「・・・うん・・・」
「ロコモコ、一緒に作ろう。」
「うん」
嶺の記憶を頼りに私たちは買い物を済ませると帰宅した。