もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
相変わらず私をかなり心配してくれている嶺。
でも徐々に私は自分だけで外へ出ることも始めていた。
はじめは絶対に出かけるときは一緒と言ってきかなかった嶺。
きっと私がいなくなってしまった日のことを思いだして不安になるからだとわかっている私は、はじめはあまり強く主張できなかった。
でも私の主治医の先生も社会生活に戻り自信をつけていくこともリハビリになると助言してくれて、嶺も許してくれるようになった。
「絶対に携帯持っていくこと。何かあったら連絡すること」
いつもこうして約束をしてから許可をとり出かける。
「うん」
「今日はどこに行くの?」
「近くのスーパーと薬局かな」
「了解。本当に一緒にいかなくていい?」
「うん。」
「荷物重かったら連絡して。迎えに行く」
「ありがとう」
嶺は優しい。気遣いもうまい。
でも徐々に私は自分だけで外へ出ることも始めていた。
はじめは絶対に出かけるときは一緒と言ってきかなかった嶺。
きっと私がいなくなってしまった日のことを思いだして不安になるからだとわかっている私は、はじめはあまり強く主張できなかった。
でも私の主治医の先生も社会生活に戻り自信をつけていくこともリハビリになると助言してくれて、嶺も許してくれるようになった。
「絶対に携帯持っていくこと。何かあったら連絡すること」
いつもこうして約束をしてから許可をとり出かける。
「うん」
「今日はどこに行くの?」
「近くのスーパーと薬局かな」
「了解。本当に一緒にいかなくていい?」
「うん。」
「荷物重かったら連絡して。迎えに行く」
「ありがとう」
嶺は優しい。気遣いもうまい。