もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
ふと台所を見ると、私が作ろうとしていたメニューを恭が作ってくれているところだった。
ほとんど完成しているその料理たちを、私は盛りつけて茶の間にある机に並べた。
今は食欲がない。
結局私は自分の分は一口分程度しかよそわずに食事を終えた。
いつも食事が終わると私が先にお風呂に入らせてもらっている。
恭はいつも入浴するのは深夜をまわってからだった。
体があたたまり、頭痛も少し和らぐ。
裸のまま鏡の前に立ち、私は自分の体を見た。
元の自分の体型がどんなだったか分からない。でも、骨と皮に少し肉がついた程度の体は貧相で、これでもましになったと思いながらも、どんな生活を送っていたのだろうかと不安になる。
私は幸せだったのだろうか・・・。
ほとんど完成しているその料理たちを、私は盛りつけて茶の間にある机に並べた。
今は食欲がない。
結局私は自分の分は一口分程度しかよそわずに食事を終えた。
いつも食事が終わると私が先にお風呂に入らせてもらっている。
恭はいつも入浴するのは深夜をまわってからだった。
体があたたまり、頭痛も少し和らぐ。
裸のまま鏡の前に立ち、私は自分の体を見た。
元の自分の体型がどんなだったか分からない。でも、骨と皮に少し肉がついた程度の体は貧相で、これでもましになったと思いながらも、どんな生活を送っていたのだろうかと不安になる。
私は幸せだったのだろうか・・・。