もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
そっと鍵盤に触れる・・

できるだろうか・・・弾けるだろうか・・・


鍵盤に指を置いただけで、もしも今この音を鳴らしたらこんな音になる、と自然と分かる。


鍵盤に手を置いて、大きく深呼吸をする・・・


この言葉にできない想いを・・・

感覚でしかないこの想いを・・・

嶺に伝えるにはこれしかない・・・


伝わってほしい・・・
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