もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「よく、話したんだ。俺たちはなにかを音にしてたとえあってよく遊んでた。お互いの音とか、誰かのイメージの音とか。鈴の音はⅭの音。俺の音はAの音って。」
「・・・まだまだ思いだせないけど、一番に思いだしたの。」
「・・・」
「辛い記憶よりも何よりも先に思いだしたのは、嶺とのこんなに幸せな時間の記憶だった。」
「そっか。」
「うん」
「そっか」
二人で涙を流しながら泣き笑いする。
嶺は朝が来るまで、過去の話を私に教えてくれた。
そして、朝になるころ、私と嶺はある約束をした。
それは・・・
育ててくれた祖父母や父と会うこと。そして、母が亡くなった場所へ一緒へ行くこと。
「・・・まだまだ思いだせないけど、一番に思いだしたの。」
「・・・」
「辛い記憶よりも何よりも先に思いだしたのは、嶺とのこんなに幸せな時間の記憶だった。」
「そっか。」
「うん」
「そっか」
二人で涙を流しながら泣き笑いする。
嶺は朝が来るまで、過去の話を私に教えてくれた。
そして、朝になるころ、私と嶺はある約束をした。
それは・・・
育ててくれた祖父母や父と会うこと。そして、母が亡くなった場所へ一緒へ行くこと。