もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
それとも、もう待たないほうが鈴を幸せにできるのだろうか・・・。


俺にもわからない。


今はただ、鈴が生きているというぬくもりを感じたかった。




鈴・・・


もう待たないといえば、鈴は楽になれるのか?

記憶が戻ったならばきっと俺は鈴と神永さんにとって障害になる。

そうわかってる。

その時は潔く笑って待つのをやめるって誓うから。

もう少しだけ、あの海で待たせてくれよ・・・
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