もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
私の中で目標があった。

自分の足でしっかりと立ち、前に進めるようになったらある場所に行きたいと思っていた。

それが私の頑張る目標だった。



一歩、一歩、私はその場所への道を歩く。

記憶を取り戻してから、ここへ来るためにがんばった。


思ったよりも時間がかかったけど、ちゃんと自分の足で歩いて、ちゃんと前に進めている。


過去の自分をちゃんと認めることも、未来への希望もしっかりと持てるようになったら来たいと思っていた場所。
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