もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
『ザクッザクッ』

私の耳に聞こえてくる足音・・・


ずっとずっと聞きたかったこの音・・・


ここに来るためにがんばれた気がする。


閉じていた瞳を開ける。


私の隣で止まった足音に私は前を向いたままもう一度深呼吸をした。


目の前には・・・果てしなく続く海・・・
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