もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
私たちには簡単には言葉にできない過去がある。

私たちは簡単に名前を付けられない関係だ。


でも、形は変わっても、名前は変わっても、繋がる心がある。


そして思いあう気持ちがある。

深く深く、深いところで繋がっている私たちは、形を変えながら、それでもつながり続ける。



私は嶺に感謝しながら嶺を見つめた。

嶺も私に微笑み返してくれる。
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