もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「溺愛じゃん」
そう言って笑う恭。

恭も嶺と時々連絡を取り合っているらしい。

私の知らないことを言うこともあれば、内緒話も二人の間にはあるらしい。



私たちの関係に名前は付けられない。


でも、それでも私たちは名前のない関係でも、今も昔もこれからも繋がっていることを、繋がっていくことを実感している。



運転する恭から、窓の外の景色に視線を移しながら私は・・・目を閉じた・・・

大切な人を想いながら・・
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