もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
朝になりいつものように仕事へ行く恭を送り出しながら、きっと寝不足だろうと罪悪感を感じながらその背中を見送った。

私は家での仕事。
メールで送られる仕事の内容を確認しながら、ピアノに向き合う。

切羽詰まるような仕事は引き受けず、最近は余裕のある仕事の内容にしている。

今は仕事よりも、恭との生活を大切にしたい。

頼まれていた編曲の仕事を一つ終えると、夕方になっていた。

食材を買いだして夕飯の支度をしようと私は片づけをして家を出る。

いつも夕飯の買い物をする前に立ち寄る場所がある。

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