もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「だから今日はゆっくり休め」
恭はそう言って私に背中を向けて部屋を出て行った。

私は目を閉じて忘れている記憶を取り戻そうとする。

でも、思いだす前に、眠りの闇に包まれて行ってしまった。







一気に聞いた私の過去。
昨日までの私はこんなことになるとは想像すらしていなかった。

もう二度と戻っては来ない恭と二人の時間。

これから先どうなってしまうのか、見えないことが多すぎて、不安だけが膨らんだ。
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