もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「平気?」
目を開けるとそこには至近距離に嶺の顔があった。
思わず驚いて体をそらそうとすると嶺が私の反応に気が付いて、距離をとってくれた。
「熱あるんだ。長谷部さんはもう仕事に行ったから・・・おでこのタオル変えようかと思って・・・ごめん・・」
ぎこちない雰囲気。
でも少し冷静になり考えると、私の部屋で嶺が熱を出した私の看病をしてくれていたのに、ひどい反応をしてしまったと反省した。
「ありがとう・・・ございます・・・」
小さくつぶやくと、嶺はにっこりと微笑んだ後に視線を移した。
その先には・・・机の上に置いてあるダイヤの指輪。
「それ・・・」
そう言って嶺が指輪を見たまま動きを止める。
目を開けるとそこには至近距離に嶺の顔があった。
思わず驚いて体をそらそうとすると嶺が私の反応に気が付いて、距離をとってくれた。
「熱あるんだ。長谷部さんはもう仕事に行ったから・・・おでこのタオル変えようかと思って・・・ごめん・・」
ぎこちない雰囲気。
でも少し冷静になり考えると、私の部屋で嶺が熱を出した私の看病をしてくれていたのに、ひどい反応をしてしまったと反省した。
「ありがとう・・・ございます・・・」
小さくつぶやくと、嶺はにっこりと微笑んだ後に視線を移した。
その先には・・・机の上に置いてあるダイヤの指輪。
「それ・・・」
そう言って嶺が指輪を見たまま動きを止める。