もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
「大丈夫」

何度も救われたその言葉・・・。

私は目を閉じて思い出していた。

この2年間を・・・。

「恭・・・」

「ん」

あまり多くは語らない恭。
でも必要なときに必要な言葉を必ずくれる。
そして、いつもそばにいてくれた。

この声に、ぬくもりに、さんざん私は助けられてきた。


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