もう一度君と ~記憶喪失からはじまる2度目の恋~
そっけない返事を聞きながら、私はかみしめていた。


恭との残り僅かな時間を・・・


その声とぬくもりを心に刻み込みながら・・・



絶対に忘れたくない。

記憶を失っている私だけど。

過去の記憶をもしも取り戻せたとしても、忘れたくない。

この2年間のことを・・・このぬくもりを・・・恭を・・・
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