月刊ヤングMAGAZIN

椛とオレの間を

火薬の匂いが通り抜けた



「帰ろっか…」



「もぉ?」



椛が寂しそうな顔をした


あ、そっか…



「別に、明日も会えるし…
椛、明日も家庭教師お願いします」



「うん…」



なんか、不服?



「じゃあ、帰って、シャワーして
椛の部屋行こうかな…」



「うん!」



嬉しそう


わかりやすく素直



そんなにオレといたいのかよ…


まったく、椛…



って

たぶんオレの方が椛といたい!




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