月刊ヤングMAGAZIN

「昨日、シャワーして椛の部屋行ったら
椛、寝てたし…」



「ごめん…
私も待ってたのに…」



「椛、熟睡してた」



「あ、そーだ!」



「ん?」



「昨日ね、変な夢見た」



「変な夢…?」



「うん」



「どんな?」



「んー…嵩琉がでてきた!」



「へー…
…で?」



「ナイショ!」



「なんで?
気になるじゃん!」



「だって、恥ずかしいもん…」



「なに?言ってよ!
そんな恥ずかしい夢?」



「あのね…」



「なに?」



「嵩琉が寝てる私の身体に触って…」



え、それ…

夢じゃないけどね



「うん…
…で?」



「嵩琉、あったかくて気持ちよくて…」



うん
オレも冷たくて気持ちよかった



「うん…
…で?」



「それで…嵩琉と…
嵩琉と…した夢、見たの…」



ブ―(⑉゚།།゚)―ッ



「イヤ!してないから!
それは絶対してないから!」



「なんで嵩琉が私の夢知ってるの?」



「ホントに!
触ったけど、してない!」



「え、触ったの?」



「触った、かも…」



「どこを…?」



「…いろいろ」



「なんで、そんな夢見たんだろ…
最近、してないからかな…?」



ブ──(⑉゚།།゚)──ッッ‼



「…かもね…」



椛、したいのかな?




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