月刊ヤングMAGAZIN
トントン…
「椛ー…入るよ?」
「うん!」
ガチャ…
「おつかれさま、嵩琉」
「うん」
椛、笑顔でよかった
安心した
「ハイ…コレ今日の写真」
「わぁ!嬉しい!
…
嵩琉、かっこいい♡
貰ってもいいの?」
「うん
…
あと、オレたちベストカップルに選ばれてた
…みたい」
「ほら!やっぱり!
嵩琉の名前呼ばれてたもん」
「うん…
だってあの時…椛に夢中だったから…
…
椛、目悪いのに耳いんだな
今は見えんの?
見えてる?オレ」
「見えるよ~、コンタクトしてるから」
「オレしか見ないでね
ずっとオレだけ見てて…」
「うん…
嵩琉しか見えないよ」
椛がオレに近付いた
オレの目にも椛しか映ってない
「椛、オレの彼女になってくれて
ありがとね」
「うん」
オレにはもったいないけど
誰にも椛はあげたくない
いつまでもベストカップルでいようね
オレと椛の学園祭の思い出