月刊ヤングMAGAZIN
今日は…
「椛、話があるんだ」
「…なに?」
椛が不安そうな顔になった
オレが真剣な顔をしたから
「大事な話」
「大事な…?」
「うん
オレと椛の将来の話」
「将来…?」
「うん
コレ…椛の進路調査書だろ」
「あ!なくしたと思ってたのに
どこにあったの?」
「オレの生活ノートに挟まってて
担任に呼ばれた」
「先生、なんて?」
「ちゃんと、ふたりで話し合って来いって」
「ごめんね…
でも、よかった…見つかって」
「ホントにそれ提出すんの?」
「うん
ダメ…?」
椛
マジ…?
「椛の学校、進学校じゃん
そんなの出したら
ふざけてると思われない?」
「ふざけてなんかないもん!
…
もしかして…かなわない?」
椛が泣きそうな顔をした
「それなら
そんな大事なの、なくすなよ…」
「ごめん…」
椛…
オレは椛を抱きしめた