月刊ヤングMAGAZIN
「別に椛が謝んなくてもいいだろ
アイツがスマホ見てたのが悪いし!」
歩きながら椛に言った
「そぉだけど、倒れたし
ケガしてたら大変だと思って…」
「しかも、アイツ
椛に抱きつかなかった?」
「そんなことないよ
嵩琉が変なふうに見てるだけでしょ!」
「なに?変なふうにって
ただ、椛のこと心配して言ってんのに!」
「私だって相手の人が倒れたから
心配しただけだよ!」
「なに?
オレのただのヤキモチってこと?」
「そんなこと言ってないけど…」
そこから無言で家に着いた